齋藤帆奈 Hanna Saito
現代美術作家。1988生。多摩美術大学工芸学科ガラスコースを卒業後、metaPhorest (biological/biomedia art platform)に参加し、バイオアート領域での活動を開始。現在は東京大学大学院学際情報学府博士課程に在籍(筧康明研究室)。理化学ガラスの制作技法によるガラス造形や、生物、有機物、画像解析等を用いて作品を制作しつつ、研究も行っている。近年では複数種の野生の粘菌を採取、培養し、研究と制作に用いている。主なテーマは、自然/社会、人間/非人間の区分を再考すること、表現者と表現対象の不可分性。
《展示歴》
2024 metaPhorest Biome -生物学実験室におけるアートの生態系 - / WHITEHOUSE
2023 科学と芸術の丘 –Matsudo International Science Art Festival 2023 / 戸定邸
MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館 / 奈良県下北山村
Diffusion of Nature 2023 雲ノ平山荘 アーティスト・イン・レジデンスプログラム. 展覧会 ガスボン展 / GASBON METABOLISM
Diffusion of Nature 2023 雲ノ平山荘 アーティスト・イン・レジデンスプログラム
展覧会 渋谷展 / Elephant Studio
2022 茯苓と絵師の娘 Poria cocos and the painter's daughter / UNTITLED space
Sense Island -感覚の島-暗闇の美術島 2022 / 猿島
Festival of Unconventional Computing, Protocognition, Arts and Sounds / The Island (Bristol, UK)
『ポスト人新世の芸術』出版記念展 / TAV GALLERY
Diffusion of Nature「自然」をめぐる視点 雲ノ平山荘 アーティスト・イン・レジデ ンスプログラム展覧会 / 5th floor
Mother nature -アートに観る、女性や自然と文化の相互作用- / N&Aアートサイト
2021 Ghostliness / Ghost
人工知能美学芸術展:美意識のハードプロブレム / 望岳荘等
オープン・スペース 2021 ニュー・フラットランド / ICC
3331アートフェア2021 / 3331
再演 ―指示とその手順 / 東京藝術大学美術館
生態系へのジャックイン展 / 日本庭園「見浜園」
2020 ROOMS 41 / 新宿住友ビル三角広場
Non Human Control 展 / TAV GALLERY
2019 WRO メディア・アートフェスティバル / ポーランド、ヴロツワフ
Tsukuba Science Art Exhibition / さくら民家園
2017 人工知能美学芸術展 / OIST
2016 茨城県北芸術祭 2016 / 茨城県常陸太田市
2015 最遠平面のむこうへ / アキバタマビ
オントロジカル・スニップ / ギャラリーHIGURE
2014 マテリアライジング展2 情報と物質とそのあいだ / 東京藝術大学陳列館
2013 オープンスペース2013「生命美学オープンラボ」 / ICC
アキバタマビ21特別展「BIOART.JP―バイオメディア・アート展」 / アキバタマビ
2012 多摩美術大学工芸学科卒業制作展 / スパイラル
《受賞歴》
2020 “Eaten Colors Ver.2” がROOMS41にてFRaUエシカルアワードを受賞
2017 "Senses of Light"(花形慎、角谷啓太との共同制作作品)が第21回学生CGコンテス
トにノミネート
2016 “sensors, muscles, circles” がart hack day 「生命体としてのテクノロジー」にて
審査員賞(落合陽一賞)受賞
2015 "Revital HgS"(ノミネート時は出演者名義)が第19回学生CGコンテストにノミネ
ート
2014 プラダ財団・カタール美術館主催Curate Award 2014 Finalist ( 羽生和仁・吉岡裕
記によるキュレーション案‘metaPhorest’ に展示作家として参加)
《メディア出演、寄稿等》
2024 論考「脳の中の粘菌にエサを与えるには? -非人間によるアートをめぐる考察」を現 代思想2024年7月号 特集=ウィーナーとサイバネティクスの未来 に寄稿
日経新聞 人間の優越性への疑問示すアート 粘菌や動物と共作 人新世 アートの模 索(2) 文化研究者 山本浩貴
HERENESS 厳しい環境の中でこそ“あるがまま”でいられる|齋藤帆奈(現代美術作 家)
伊勢丹REV WORLDS WWDJAPAN アフターインタビュー【現代美術作家 齋藤帆奈 さん】#菌類に覆われた世界
WWDJAPAN マッシュルームレザーのボルトスレッズ×齋藤帆奈が想像する「菌類 に覆われた世界」のファッション 「起こるかもしれない5つの世界」座談会Vol.4
2023 ランドネ 現代美術作家・齋藤帆奈さん|だから、私は山へ行く #23
2022 山本浩貴『ポスト人新世の芸術』 Eaten Colorsが表紙、第一章に掲載
ユリイカ2022年5月号 特集=菌類の世界 / 座談会 変形菌のアルス・コンビナトリ
ア――アートとサイエンスの紐帯 ( 松本 淳×唐澤太輔×齋藤帆奈 )
2021 Shoes × Culture #13 粘菌がデザインする極彩色SLIP-ON ― 自然と人間が“せめぎ 合い”見えてくるもの / アートオブシューズ ABCマート / web掲載
討議企画「未来学、ふたたび――実践から問う小松左京のアクチュアリティ」に参 加 / 現代思想2021年10月臨時増刊号 総特集=小松左京
デザイン誌「AXIS」40周年記念特別号(213号)に寄稿 / 「未来のデザイナーに求
映画「ソラリス」のショートレビューをWIRED vol.42に寄稿
NHK BS1 トーキョーワンダー〜粘菌と彼女の不思議な物語〜 / 本人役(主演)
2020 論考「石のチューリングテスト――思考する物質として生きること」 を現代思想
Mind as a behavioral inhibition network / Frontiers in Psychology,11:832
2017 『物の心』- 素材と共に創ること / 共創学会第1次年次大会予稿集
《ワークショップ&レクチャー》
2024 EAAトークシリーズ「空気のデザイン—共に変容する」第2回 後援ダイキン東大ラボ
PARAレクチャー「非人間の作者性」 講師
2023 粘菌はオートミールの夢をみる|創造性ゼミ2023 講師
サイエンスアートラボforたまがわキッズ HannaSaito「粘菌を探し出してテラリウ ムを作る」
東京造形大学非常勤講師
2022 バーミンガムシティ大学 美術コースにてトーク
Intimacy with Nature - BioArt Residency & Workshop 2022
2019 MIRAI SUMMER CAMP バイオ祭〜みんなでDIYバイオのツールをつくって、生命
“Life”について学ぼう!